第12回東京国際声楽コンクール独唱部門と高校生アンサンブル部門の本選全国大会が曳舟文化センターホールにて開催されました。
独唱部門(高校1.2年生部門)に初めて出場した1年生今井さん2年生芸術コースの桑原くんは音楽大学進学を目指す部員です。初出場で予選、東日本大会を通過し、全国大会で演奏することができたことは良い経験になったと思います。ふたりとも入賞はかないませんでしたが、今回の経験や学びをこれからに生かしていくと思います。高校生アンサンブル部門では3チームすべてが全国大会まで進むことができ、コーラス部の全員出場が叶いました。演奏順は11団体中3番4番8番でしたので、均衡している全国大会ではどれだけ印象を残せるか鍵となりました。2.3年生チームは予選・准本選・本選とすべて曲を変えて取り組み3曲を仕上げてきました。1年生チームは予選・准本選はNHK課題曲「彼方のノック」に取り組み、本選では昨年度の全日本で演奏した「祭日」を是非やりたいと取り組みました。伴奏はピアノに限るという規定から、打楽器・チェロを加えることはできませんでしたが、1年生が祭日を選曲してくれたので、令和3年3月28日に延期して開催することになった第1回 春 演奏会では全員で再び祭日を完全な状態で演奏できる事になります。1年生と一緒に演奏できることが今から楽しみです。
コンクールの結果はコーラス部(2.3年チーム)が3位、「奏」(1年生チーム)が5位に入賞、「響」(2年生チーム)が9位でした。1位を目指して練習に励んできたので非常に悔しい結果でしたが、結果をしっかりと受け止めて、この悔しさをバネに次に向けて精進していくと思います。今年度は全員での演奏ができるコンクールは開催されることがありませんが、アンサンブルでもチームが分かれても全員で参加できることには変わりなく、3年生とともにコンクールに出場できたことは大きな力になりました。コンクールと中間テストが重なっていたため、部員は練習と学習を上手に両立させながら取り組みました。コンクールの後はとうとう引き継ぎです。先輩たちの意思を受け継ぎ、今後さらなる向上と発展を決意した後輩たちでした。一息ついて次はアンサンブルコンテストに向かって進みます。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。